フラッドチャニ（Hradčany）

フラッドチャニ（Hradčany）区

    フラッドチャニ区は、プラハ城とその周辺地域を含む歴史的な地区であり、プラハ観光の中でも特に魅力的なエリアです。この地区の中心はフラッドチャニ広場で、プラハ城のメインエントランスをはじめ、大司教宮殿、シュワルツェンベルグ宮殿、トスカーナ宮殿などの見どころが集まっています。
    プラハ城のメインゲートは広場の西側に位置しており、そのすぐ隣の北側にはロココ様式で装飾された大司教宮殿があります。その左側にはシュテルヌベルク宮殿があり、ここではチェコ国立ギャラリーによる古典絵画の名品コレクションが展示されています。広場の南側には、白黒のファサードが印象的なルネサンス様式のシュワルツェンベルグ宮殿があり、こちらではバロック美術の展覧が行われています。広場の中央には、歴史的なガス灯とペスト記念柱が立っています。

    広場の東側にはロレタ通りが伸びており、ロレタ広場へと続いています。このロレタ広場には、バロック建築の傑作であるチェルニーン宮殿があります。全長約300メートルの正面ファサードは、チェコ国内の宮殿の中で最も長いものとされています。
    ロレタ広場の北側にはカプチン会の修道院があり、ユニークな教会建築とともにカプチン会の貴重な宝物が展示されています。
    また、フラッドチャニ区の南東部には、12世紀に創建されたストラホフ修道院があります。修道院内には有名な図書館があり、その美しい内装は必見です。さらに修道院の展望台からは、プラハ旧市街の絶景を一望することができます。

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